こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、消防士の昇任試験の一科目である小論文の勉強方法について解説します。
消防士は階級社会です。階級を上げるためには昇任試験を受験して合格する必要があります。
消防士の世界で出世するためには、昇任するしかないので、消防士になった人はほぼ全ての人が昇任試験を受験することになります。
階級が上がると給料も上がりますので、積極的に受験しましょう。
前回の記事では、昇任試験の学科試験勉強方法について解説しました。
今回は昇任試験の勉強方法2回目ということで、小論文試験の勉強方法を説明します。
それでは、早速やっていきましょう!
目次
小論文試験も学科試験と同じく過去問を確認しましょう。
私が勤務していた消防本部では、昇任試験の数カ月前に過去10年分の過去問が発表されました。
その中に過去に出た小論文試験の課題もありました。
小論文試験の課題についても、階級ごとに傾向があります。
消防士長の試験では「消防士長としてのリーダーシップについて、あなたの考えを述べなさい」
消防司令補の試験では「中堅幹部のあるべき姿について、あなたの考えを述べなさい」
消防司令の試験では「小隊長としての部下へのマネジメントについて、あなたの考えを述べなさい」
などなど、階級が上がるごとに小論文試験の何度も上がっていきます。
過去数年分の小論文課題を見て、「この課題は頻出だな」という題を見つけましょう。
例えば、「消防士長としてのリーダーシップについて、あなたの考えを述べなさい」という課題の翌年の課題が「消防士長として部下に指導する場合の注意点について、あなたの考えを述べなさい」というお題だったら、似たような結論に持っていけそうですよね?
似たような結論に導けそうな論文課題があったら、それは頻出課題としてとらえてください。
頻出課題を見つけたら、想定論文を書いて本番に備えることになります。
過去問から頻出課題を見つけたら、そのお題を想定した論文を書いて練習します。
例えば、消防士長昇任試験の頻出課題が「消防士長としてのリーダーシップについて、あなたの考えを述べなさい」であるときは、この課題が本番の昇任試験で出る想定論文を書きます。
私が勤めていた消防本部では、小論文の試験時間は50分で1000字以上という内容でした。
私の場合は論文構想に10分、論文記述に30分、見直し10分という想定で練習していました。
記述に30分で1000字ですので、1分間に33字程度書く必要があるのでかなり大変です。
小論文試験は指定された文字数以下だと減点または失格になってしまうので、指定文字以上は必ず書かなくてはなりません。
しかし、長く書いても起承転結まで書けていないとこれも減点になってしまうので、時間内に結論まで必ず書けるように練習する必要があります。
「消防士長としてのリーダーシップについて、あなたの考えを述べなさい」という内容で練習する場合は、練習で1000文字以上を起承転結矛盾ないよう書けるように、時間をかけて記述してみましょう。
オススメは読書した内容と自分の経験を結びつけてを論文に書くことです。
自己啓発本や古典など、リーダーシップに繋げられそうな本を1冊読んで、その本から引用すると非常に書きやすくなります。
読書した内容と自分の経験を結びつけて論じると、エピソードの解像度がグッと高くなります。
「説明文」すぎる内容は読み手の印象に残りません。消防士として経験したエピソードと読書の内容を結びつけて、読み手の印象に残るようなエピソードを書きましょう。
また、本番の小論文試験では見直し時間は必ずとるようにしましょう。綺麗に書いたつもりでも、意外と誤字脱字があったり、矛盾した内容を書いていたりします。
美しく文字を書くというのも大事です。「採点していただく」という気持ちを忘れないようにしましょう。
今日の記事では、消防士の昇任試験、小論文試験の勉強方法について説明しました。
昇任試験の勉強方法に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
昇任試験試験内容の概要についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【階級上げろ!】消防士の昇任試験の内容を詳細解説!【時期・問題も紹介】
消防士の階級については、こちらの記事も参照してください。
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👉 【休みは多い?】消防士の休みのサイクルについて徹底解説!【休暇は取れる?】
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