こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、消防学校入校中に受験することになる危険物取扱者乙種4類の試験について解説します。
消防士は、消防車や救急車などの緊急車両にガソリン、軽油を給油することから、危険物取扱者乙種4類の資格を有している必要があります。
結論から言うと、
・消防学校で初任教育を受けている間に乙種4類の試験を受けることになる。
・すでに乙種4類の資格を持っている人は他の試験を受ける。
・もし乙種4類の試験に不合格だった場合は自費で受験することになる。
この3点を覚えておいてください、順に解説します。
これから消防学校に入校する方の参考になれば幸いです。
それでは、早速やっていきましょう!
目次
消防士は消防車や救急車に乗車して活動します。
当然毎日のようにガソリンや軽油を給油する必要があります。
消防車や救急車はガソリンスタンドではなく、消防署に設置してある「自家給油所」という施設で給油します。作りはガソリンスタンドとほぼ一緒です。
ガソリンや軽油を給油するためには、危険物取扱者乙種4類資格を持っている人が給油するか、給油に付き添う必要があります。
ガソリンスタンドでは乙種4類の資格を持っている方が必ず常駐しているので、セルフ式スタンドという形態が存在するわけですね。
消防署では乙種4類の資格を持っている人を雇う訳にはいかないので、いつでも消防車に給油できるよう、初任教育の時期から消防士に乙種4類の試験を受験させる必要があるということです。
消防学校では、危険物取扱者の授業は8時間確保されています。
さらに乙種4類のテキストと問題集を配布されるので、これで勉強していくことになります。
私が消防学校に入校していたときは、学校内で8月中に乙種4類の試験が実施されました。この試験は公費で賄われるので、無料で受験できます。
当時の学生の合格率は6割程度だったと思います。
消防学校の授業を受けるだけでは、当然勉強時間としては不十分なので、平日の自己啓発時間や土日の空き時間を使って乙種4類の勉強をしていくことになります。
消防学校入校前に、自分で乙種4類の試験を受験して合格してきた学生もいます。
この場合は、他の乙種の試験を受験していました。
乙種1類~6類まであるので、4類以外にも5種類の試験があります。
乙種4類資格保持者は、乙種1、2、3、5、6類の中で受けたい種別の試験を受験することになります。
前述したとおり、消防学校入校中の8月に実施した試験での合格率は6割程度でした。
つまり4割の学生は落ちているということなんですよね。
私が入校していた消防学校では、1回目の試験に落ちてしまった学生は、9月中の土日に追試が消防学校で行われていました。
この時の追試は、自費で受験する必要があります。さすがに追試は公費では賄ってくれません。
だいたいの学生が追試で合格するのですが、中には追試でも落ちる人がいます。
さすがに2回落ちたら、学校では追試をしてくれません。自分で試験場に行って受験する必要があります。
もしも初任教育中に乙種4類が取得できないと、現場に配置されたときにかなり恥ずかしい思いをすることになります。
現場では危険物取扱者乙種4類の資格保持者リストを毎年確認するからです。
危険物取扱者乙種4類の試験はかなり頻繁に実施されているので、もし追試にも落ちてしまったら、自分で試験を申し込んで受験するようにしたほうが良いでしょう。
今日の記事では、消防学校入校中に受験することになる危険物取扱者乙種4類の試験について解説しました!
・消防学校で初任教育を受けている間に乙種4類の試験を受けることになる。
・すでに乙種4類の資格を持っている人は他の試験を受ける。
・もし乙種4類の試験に不合格だった場合は自費で受験することになる。
この3点を覚えておいてください。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
消防学校で必要なものリストはこちらです👇
消防学校の一日のスケジュール、食事内容、お風呂・売店などの施設関係のまとめ記事はこちら👇
👉 消防学校の食事・風呂・売店・寮室・持ち物・一日のスケジュールまとめ!
消防学校の生活4月~6月についてはこちら👇
消防学校の生活7月~10月編についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【まとめ記事】消防学校の生活7月~10月編まとめ!【応用訓練から卒業まで】
消防学校での息抜き方法についてはこちらの記事を参照してください。
消防学校の印象的だったペナルティについてはこちらの記事を参照してください。