こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、消防士採用試験の独学での勉強方法を解説します!
今回は筆記・教養試験に絞って説明します。
消防士の採用試験の勉強方法に悩んでいる方は結構多いのではないでしょうか?
自分だと範囲とかもわからないから、予備校の講座に通ってみようかなあ?
でも、お金がもったいないな・・・。
という方にはピッタリの方法を紹介します。
私も予備校には通わず、独学で3か月間勉強し、消防士採用試験で合格を勝ち取りました!
実際に私が消防士の採用試験を勉強期間3カ月で1発合格した時の勉強法を公開しますので、効果がある勉強方法だと思います。
論文試験と面接試験については、また個別に記事を作成する予定です。
それでは、早速やっていきましょう!
消防士採用試験の1次試験から2次試験全体の流れについてはこちらの記事を参照してください。
目次
結論から言うと、私は3カ月の勉強期間で消防士の採用試験に合格しました!
具体的には、本当に消防士の採用試験について何の予備知識もない状態からの、純粋な勉強期間3カ月(約90日)です。
ただし、平日も休日も、毎日7~8時間は勉強しました。
総勉強時間は630~720時間といったところでしょう。
630~720時間という勉強期間・時間を確保できれば、消防士の採用試験に合格することは可能だということです。
ちなみに、私が採用試験に合格した消防本部は、1次試験は教養筆記試験だけでした。
小論文、面接、体力検査は2次試験からで、1次試験からは1カ月くらいのタイムラグがあったので、まずは1次試験の教養筆記試験だけを突破すれば良かったのですね。
1次試験に小論文などが入ってくる採用試験の場合は、もっと勉強期間を確保する必要があると思います。
これはもう非常に簡単ですね。
勉強するしかない場所に身を置けば良いのです。
具体的には、スマホの電源を切って、図書館にこもるなどですね。
大学生や高校生の方であれば、オススメは学校の図書館で勉強漬けになることです。
私が消防士採用試験の勉強をしていた時は、当時通っていた大学の図書館に朝から晩までこもって勉強しました。
大学の講義以外の時間はほぼ図書館で採用試験の勉強をしていましたね。
夜の10時まで図書館が開いていたので、1日7~8時間の勉強時間を確保できていたと思います。
学校の図書館に入り浸れば、前述の消防士採用試験に必要な勉強時間「630~720時間」の確保は余裕です。
携帯の電源を切って、購入した問題集をひたすら何度も何度も解いていました。
大学の図書館で、携帯の電源を切っているので、基本的には勉強以外にやることがありません。
しかも、学食があるので食事にも困りません。
学校の図書館での勉強は、周囲も非常に静かですし、勉強できる環境が整っています。
自宅だとスマホ、漫画、テレビなど誘惑がいっぱいです。
勉強しかすることが無い環境に身を置きましょう。
まずは受験する消防本部の過去問で出題傾向をつかもう
まずは受験する消防本部の出題傾向を掴みましょう。超重要です。
消防本部によって、問題が出ない科目があるのです。
例えば、英語・数学・物理・化学などの科目は採用試験に出題しない消防本部があります。
間違って、自分が受験する消防本部の採用試験では出題されない科目を勉強してしまっては非常に無駄な時間を消費してしまします。
きちんと出題される科目を確認すれば、その分、出題範囲の勉強に時間を費やすことができますからね。
採用試験の出題範囲・試験内容は必ず確認しましょう。
出題範囲や過去問は、消防本部のホームページに記載してあることが多いです。
例えば横浜市消防局ですと、ホームページに掲載しているパンフレットに、教養試験・論文試験の過去問の一部や、試験の内容・出題分野を掲載してくれています。
過去問や問題集を購入する
まずは、こういった消防官・警察官の過去問をメインにした問題集を科目ごとに買いましょう。
Amazonや本屋さんで手に入ります。
私は問題集だけで、テキストは購入しませんでした。
過去問を解いて解いて解きまくる勉強方法です。
問題を解けば、自然に知識が身に付くので、テキストはいらないと感じました。
テキストを勉強するかは人によるかと思いますので、自分の好みで決めてください。
判断推理、数的推理、文章理解は問題をやった数だけ身に付きます。解きまくりましょう。
社会科学・人文科学などは暗記ですので、次に紹介する超効率的な勉強方法が使えます。自然科学も生物・地学は暗記なので使えますよ。
東京消防庁を受験する場合は、個別に問題集が出ていますので便利ですね。👇
超効率的な勉強方法
ここで私が実践した、超効率的な勉強方法を紹介します。
知識系を問われる「人文科学」「社会科学」「自然科学の生物・地学」あたりの暗記系問題にはめっちゃ使える方法です。
横浜市消防局の過去問を例にやってみましょう。
日本では2016年にマイナンバー制度が導入された。マイナンバー(個人番号)は1人に一つの12桁の番号である。日本におけるマイナンバー制度及びマイナンバーカードに関する次の記述ア~オのうちには妥当なものが二つある。それらはどれか。
ア.マイナンバー(個人番号)は,日本に住民票を有する者のうち希望者に限って通知しており,通知を希望する者は申請する必要がある。
イ.マイナンバー制度の下でも,個人情報は特定の共通データベースに集約して一元管理しているわけではなく,従来通り,年金の情報は年金事務所,国税の情報は税務署といったように分散して管理している。
ウ.住民票の写しなどの各種証明書をコンビニエンスストア等で取得できるサービスが導入されている。このサービスを利用する上で必要なのはマイナンバーであり,マイナンバーカードは必要ない。
エ.マイナンバーカードを取得して一定の手続を経た者を対象とし,キャッシュレス決済に利用できる「マイナポイント」を国が付与する事業が実施された。
オ.マイナンバーカードの利用範囲が広がっている。マイナンバーカードは,2020年に運転免許証との一体化が実現していたが,さらに2021年1月には,健康保険証としても利用できるようにする仕組みの本格運用が始まった。
答:イ・エ
出典:横浜市消防局
例えば上記の問題ですと、イ・エが正解なので、ア・ウ・オは間違った内容が書かれています。
普通に解くと、マイナンバー制度について「イ・エ」の2つの知識を得ることができます。
しかし、これでは効率がめっちゃ悪いです。
せっかくなんで、5つの知識を得てしまいましょう!
ここで、ア・ウ・オの誤っている記述を正しい記述に書き直します!!!!
ア.マイナンバー(個人番号)は,日本に住民票を有する全ての者に通知される。者のうち希望者に限って通知しており,通知を希望する者は申請する必要がある。
イ.マイナンバー制度の下でも,個人情報は特定の共通データベースに集約して一元管理しているわけではなく,従来通り,年金の情報は年金事務所,国税の情報は税務署といったように分散して管理している。
ウ.住民票の写しなどの各種証明書をコンビニエンスストア等で取得できるサービスが導入されている。このサービスを利用する上でマイナンバーカードが必要である。必要なのはマイナンバーであり,マイナンバーカードは必要ない。
エ.マイナンバーカードを取得して一定の手続を経た者を対象とし,キャッシュレス決済に利用できる「マイナポイント」を国が付与する事業が実施された。
オ.マイナンバーカードの利用範囲が広がっている。マイナンバーカードは,2020年に運転免許証との一体化が実現していたが2024年から運転免許証との一体化を目指しており,さらに2021年1月には,健康保険証としても利用できるようにする仕組みの本格運用が始まった。2021年10月から健康保険証利用の本格運用が始まった。
いかがでしょう、誤った問題文を正解に書き直せば、1つの問題で5つも正しい知識を得ることができました。
あとは、その問題を何度も見返えせば、正しい知識が見に付きます。
重要なのは、問題集に直接正解を書き込んでしまうことです!
書く+読むという2ステップで確実に知識を定着させることができます。
知識系を問われる「人文科学」「社会科学」「自然科学の生物・地学」あたりの暗記系問題だったら基本的にこの勉強方法で効率的に知識を獲得できます。
私もこの方法で3カ月で消防士に合格しましたので、非常にオススメの勉強方法です。
今日の記事では、消防士採用試験の独学での勉強方法を解説しました!
・消防士の採用試験は、知識ゼロの状態でも3ケ月あれば合格できる!具体的には1日7~8時間の勉強を90日続けて、総勉強時間630~720時間を確保する。
・勉強時間の確保は「勉強するしかない場所」に身を置くと確実に手に入る。具体的には、スマホの電源を切って、学校の図書館にこもる。
・勉強の手始めに、受験する消防本部の過去問の傾向をつかもう。消防本部によっては、英語、数学、物理、化学などの科目が出題されない場合がある。消防本部のホームページを見ると、過去問や出題科目が掲載されているので、確認しましょう。
・Amazonや本屋で問題集を手に入れましょう。問題集をひたすら解いていれば知識が身についてきます。私はテキストは購入しませんでした。テキストを買うかはお好みで。
・「人文科学」「社会科学」「自然科学の生物・地学」あたりの暗記系問題には、超効率的な勉強方法があります。択一式の問題で、誤っている問題も正解に書き換えてしまいましょう。問題集に直接書き込んで、何度も繰り返し解いて、見直すと、より知識が定着します。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
東京消防庁での採用を目指している方で予備校選びに迷っている方は、元東京消防庁の友口さんが運営する下記「東消塾」を参照してみてください。
東京消防庁専門の「自主学習特化型」公務員試験オンラインスクールですので、独学に不安がある方は是非参考にしてください。
消防士採用試験は筆記の後に体力テストがあります。
👉 【消防士採用試験】消防士の体力試験の内容を徹底解説!【基準も解説】
2次試験は集団討論、個人面接、小論文のパターンが多いです。
集団討論攻略法についてはこちらの記事を参照してください。
採用面接の攻略法についてはこちらの記事を参照してください。
小論文対策についてはこちらの記事を参照してください。
判断推理、数的推理、文章理解は問題をやった数だけ身に付きます。解きまくりましょう。
社会科学・人文科学などは暗記ですので、次に紹介する超効率的な勉強方法が使えます。自然科学も生物・地学は暗記なので使えますよ。
東京消防庁を受験する場合は、個別に問題集が出ていますので便利ですね。👇
朝の点検、消防士の1日のスケジュールについてはこちらの記事を参照してください。
👉 消防署の消防士の1日のスケジュールを解説!【仕事内容・勤務時間・食事作りなどの雑用も!】
消防出張所長の仕事についてはこちらの記事を参照してください。
消防学校で必要なものリストはこちらです👇
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