消防士が2級建築士を受験する時に有利なメリット2点を解説

マツナガ
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こんにちは、マツナガです!

      

今日の記事では、消防士が実務経験で2級建築士を受験する時のメリット2点を解説します。

消防士は消防同意事務の実務経験を7年間有していると、2級建築士の受験資格を得ることができます。

私も消防士として勤めていたときに、7年間以上の消防同意実務経験がありましたので、2級建築士試験の受験資格を得ることができました!

消防同意事務の実務経験があると、その実務内容が2級建築士試験の内容と被る部分がありますので、受験する際に有利になります。

特に消防士が実務経験で2級建築士を受験する場合、かなり有利になるメリットが2点あります。

1点目は、建築計画の消火・設備の範囲は勉強しないでも簡単に分かる。

2点目は法令の引き方を理解している。

この2点です。

特に2点目の法令の引き方が分かっているというのは非常に有利なメリットです。

実際に詳細に解説していきますね。

それでは、早速やっていきましょう!

建築計画の消火・防災設備は簡単に解ける。

1つ目のメリットは、建築計画の消火・防災設備の問題が簡単に解けるということです。

2級建築士の受験科目の1つ、建築計画には消火・防災設備から出題される可能性があります。

例年の問題では、25問中1問出るか出ないかといった割合ですね。

消火・防災設備では、自動火災報知設備、スプリンクラー設備、屋内消火栓設備、誘導灯、非常用照明装置などから知識が問われる問題が出題されます。

これらの問題ですが、消防同意事務を7年間実務経験としてやっていれば、かなり簡単に分かる問題です。

どの設備についても基本的な内容の知識が問われますので、しっかりと問題文を読めば、間違いなく解ける問題です。

消防士の実務経験がない人の場合は、ゼロベースで勉強しなくてはならないところが簡単に分かるので、結構大きいメリットです。

25問中の中で1問は確実に正解できる問題があるというのはかなりの安心材料になります。

法令の引き方を理解している。

2つ目は法令の引き方を理解しているということです。

個人的にはこの「法令の引き方を理解している」というのが最大のメリットだと思っています。

2級建築士の試験科目には、建築法規という科目があり、建築基準関係法令を持ち込んで実際に法令集を引きながら解くという試験があります。

法令を探すというのは意外とスキルが要るんですよね。

問題の内容が建築基準関係法のどこに記載してあって、委任する政令、省令はどこにあって、というふうに、法律→政令→省令というように順に探っていかないと解けない問題ばかりです。

こういった法律の書き方や委任の仕方、調べ方などは一朝一夕にはできません。日常的にやっているかという「慣れ」がかなり大事な作業になっています。

消防士で消防同意事務を7年以上やっている場合、毎日のように建築基準関係法令や消防法令を調べながら仕事をしているものですから、法令の検索はバッチリです。

特に、建築基準関係法令では防火地域、敷地面積、建築面積、防火区画、階段、排煙などなど消防同意事務で使う条文も日常的に調べています。

ですので、消防同意事務で使う条文であれば、建築基準法、建築基準法施行令のだいたい何条くらいに書いてあるかというのが感覚で分かるんですね。

実務で使わない条文であっても、法令の調べ方が分かっているので、法令の引き方からゼロベースで覚える受験生よりは何倍も速く勉強できます。

実際の試験でも法令を調べるスピードが勝負を分ける部分があるので、「法令の引き方を理解している」というのは非常に有利になります。

まとめ

今日の記事では、消防士が2級建築士を受験する時に有利なメリット2点を解説しました!

消防同意事務では、建築基準関係法令など2級建築士試験の受験内容を実務でたくさん覚えることができます。

消防士で消防同意事務の実務経験が7年以上ある人は是非2級建築士を受験してみてください。

といったところで今日は終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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