【300万から500万】20代消防士の年収を徹底解説します!

マツナガ
マツナガ

こんにちは、マツナガです!

      

今日の記事では、20代消防士の年収について徹底解説していきます。

私は大卒ストレートで消防士として20年以上勤めていたので、かなり具体的な数字を紹介できます。

結論から言いますと私の場合は23歳新卒の時は年収約260万(4月から採用のため)、24歳現場1年目消防隊で年収約400万円、27歳消防士(日勤)で年収約450万、29歳消防士長(日勤)で年収約470万円でした。

私は政令指定都市クラスの消防本部に勤務していましたので、同じ規模の本部の採用試験を受けようとしている方には、大変参考になる情報だと思います。

今回の記事はこのような人に向けて書いています

・消防士になりたい方

・消防士の給料、ボーナス、年収が知りたい方

それでは、早速やっていきましょう!

23歳、消防学校学生時代の年収

消防学校入校期間中は給料やボーナスは出るのかなあ?

    

という疑問をお持ちの方がいるかと思いますが、結論としては消防学校入校中も給料は出ます。

消防学校は「消防士になるための学校」ではなく「消防士の研修機関」なので、採用されて消防学校に入校している時点ですでに消防士(地方公務員)なのです。

採用されたのは4月ですので、実際に給料を貰えるのは4~12月になります。

私の新卒23歳消防学校学生時代の年収は約260万円でした。

消防学校入校中(大卒23才)の年収

年収:2,595,319

参考として、毎月貰える給料とボーナスの例も紹介します。

ある月の給料

総支給額:229,325
(内訳)基本給:199,000、地域手当:23,880、通勤手当:6,445
控除:-39,024
手取り:190,301

消防学校入校中(大卒23才)の12月ボーナス

総支給額:442,417
控除:-68,653
手取り:373,764

24歳、消防士1年目(消防隊)の年収

続いて、消防学校を卒業して、消防隊の隊員に配属した時の年収です。

現場1年目の消防士の年収

年収:3,935,577

24歳で年収約400万円は、公務員としてもかなり貰っているほうではないでしょうか。

参考にある月の給料とボーナスも紹介します。

現場1年目の消防士のある月の月給

総支給額:317,111
(内訳)基本給:206,800、地域手当:24,816、通勤手当:10,160、残業手当:33,602、休日出勤手当:30,688、夜間勤務手当:3,905、特殊勤務手当:7,140
控除:-53,516
手取り:263,595

消防本部によりますが、国民の祝日に出勤すると休日出勤手当てが貰えます。

この月は残業が結構あったので、手取りも良く、26万円以上ありました。

現場1年目の消防士の12月ボーナス

総支給額:471,339
控除:-73,252
手取り:398,087

12月期のボーナスは約47万円です。手取りは約40万円ですね。

私の消防本部では、年間に給料約4.5ヵ月分のボーナスが支給されていました。

12月は半分の約2.25ヵ月分支給されます。

27歳消防士(日勤)の年収

次は予防課に日勤として配属された27歳の時の年収です。

日勤になると、夜間勤務や出場手当、休日出勤手当が無くなってしまいます。日勤と現場ですと、現場のほうが年収は高くなる傾向です。

27歳日勤の消防士の年収

年収:4,495,518

27歳の年収は約450万円でした。

この年は忙しくて結構残業をしていたので、日勤でも結構もらっています。

続いてある月の月給です。

27歳日勤消防士の給料月額

総支給額:304,858
(内訳)基本給:222,400、地域手当:26.688、通勤手当:12,160、残業手当:51570 控除:-63,378
手取り:241,471

この月は残業を30時間近くしたので、残業手当が5万円以上ついていますね。逆に日勤になってしまったので、手当は通勤と残業のみです。

12月ボーナス

総支給額:518,894
控除:-89,880
手取り:429,014

12月期のボーナスは約52万円、手取りは約43万円です。

毎年定期昇給があるので、着実にボーナスもアップしています。

29歳、消防士長(日勤)の年収

最後に29歳、日勤で消防士長に昇任した時の年収を紹介します。

29歳の日勤消防士長の年収

年収:4,692,122

消防士長、29歳での年収は約470万円でした。

消防士長に昇任すると、消防士の時よりも給料月額で数千円ベースアップします。

この年は平均月2~3時間程度の残業しかしていないのですが、27歳消防士で残業たっぷりやっていた時よりも年収が上がっています。

階級が上がったことによるベースアップの影響が大きいですね。

次は消防士長の給料月額です。

29歳日勤消防士長の給料月額

総支給額:302,062
(内訳)基本給:239,300、地域手当:28,716、通勤手当:12,350、残業手当:21696 控除:-68,212
手取り:233,850

残業手当が減っているため、27歳消防士の時よりも若干給料が減っていますが、基本給が2万円近く上がっているので年収ベースではアップしています。

最後に12月期のボーナスです。

12月ボーナス

総支給額:598,861
控除:-106,270
手取り:492,591

12月期のボーナスは総支給約60万円、手取り約50万円でした。

消防士長昇任によるベースアップの影響で、ボーナスもアップしています。

消防士の階級についてはこちらの記事を参照してください。

👉 消防士の階級を詳細解説!

20代の消防士で最大年収は550万円前後

今までは私の20代の年収を紹介してきましたが、理論上の最大年収を紹介しておきましょう。

結論から言いますと、20代の消防士の理論上最大年収は約550万円前後でしょう。

私が勤めていた消防本部ですと、最短で28歳で消防司令補に昇任することができます。

消防司令補になると、消防士長に比べて月給がベースで2~3万円違うので、年収で40~50万円ほど上がります。

また、救急隊など残業がたっぷりと発生する部署ですと残業代も併せて550万円前後になってくるでしょう。

ただ、20代の消防士で550万円稼ぐ人は、おそらくかなり忙しいです。

最速で昇任できる頭の良さ・素行の良さを持ち合わせていて、かつとても忙しい環境にいてという条件付きですね。

また、30代になって消防司令に昇任することができるようになると、年収650万円~750万円も狙えるくらいになってきます。

消防士の出世コースについてはこちらの記事を参照してください。

👉 消防士の出世コースを詳細解説!

階級や年齢ごとの消防士の給料についてはこちらの記事を参照してください。

👉 【ボーナス・年収・手取り】消防士の給料について!【手当・階級による違いも解説】

まとめ

今日の記事では、20代の消防士の年収を詳しく解説しました!

これから消防士を目指す人にはかなり参考になる情報だとおもいますので、是非参考にしてくださいね!

といったところで今日は終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

消防士の退職金についてはこちらの記事を参照してください。

👉 【階級別】消防士の退職金はいくら?【詳細に解説!】

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👉 消防士の1日のスケジュール解説

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