【毎日提出】消防学校の訓練日誌について解説します!

マツナガ
マツナガ

こんにちは、マツナガです!

     

今日の記事では、消防学校の訓練日誌について解説します。

消防士として採用されると、初任教育課程として消防学校に約半年間入校する必要があります。

ここで初任研修を行うわけですが、訓練日誌という書類を毎日記入し、担当教官に提出する必要があります。

結構記入する内容も多く、冒頭には毎日の体重や食欲など健康状態や、授業内容、1日の日記などを詳細に記す必要があります。

分量としてはA4サイズ用紙1枚分くらいです。

消防学校は本当に忙しく、毎日が分刻みでの活動になりますので、この訓練日誌をいかに早く丁寧に仕上げるかが非常に重要になってきます。

また、この訓練日誌は地方公務員としての書類作成業務研修という側面もあるので、必ずボールペンで記入し、修正は訂正印を使用しなくてはなりません。

教官への提出時間と帰ってきた日誌の回収時間も決められているので、日誌作成と提出は1日の作業の中でも時間にタイトなものとなっていました。

実際に私が消防学校で研修を受けた内容を説明しますので、これから消防士を目指す人や消防学校に入校が決まっている人は是非参考にしてください。

それでは、早速やっていきましょう!

訓練日誌の毎日の記入内容

健康

訓練日誌には毎日A4サイズ用紙1枚分くらいの内容を書き込まなくてはいけません。

記入ページは日付ごとに分かれており、これを毎日記入する必要があります。

健康欄は教官がその学生の健康状態を確認したり、学生が自分の健康状態を把握するために記入します。

内容は結構細かく、体重、食欲、睡眠時間、便通の有無、疲労感などを5段階の折れ線グラフで毎日記入していきます。

体重は消防学校の風呂にある体重計で毎日測定していました。睡眠時間や疲労感も毎日正直に記入していましたね。

深夜ペナルティの翌日などは、疲労感MAXで提出していました(笑)。

「心と体の疲労度」という欄もあります。

自分に自信がない、後悔の気持ちがある、体がだるい、やる気が出ないなど細かい質問が20項目程度あり、こちらは「なし、少し、ひどく」という3段階で回答する内容となっていました。

また、毎朝の体温を測って記入する必要もあります。

健康欄の記入はグラフ記入や項目に〇をつけるだけなので、そこまで負担感はありません。

食事

食事の欄は朝、昼、夕の3食を「完食、半量、まったく食べられなかった」の3段階で記入します。

売店等で購入したり自宅から持ち込んだ間食を食べても間食欄に記入します。

ここでも学生の健康状態を教官が確認できるようになっています。

また、昼休みに午後の訓練準備で忙しく昼食が摂れなかったり、課業後の自己啓発時間に時間が無くて夕食を摂らなかったりすると、しっかりと残食を教官がチェックしているので後でめちゃくちゃ怒られます。

時間がなくても食事はしっかりとるようにしましょう。

消防学校の食堂についてはこちらの記事を参照してください。

👉 消防学校の食事を解説!

運動

運動の欄には走った距離、泳いだ距離、その他トレーニングの3種類を記入します。

「走った距離」には朝の点呼後のランニングも含めて自己啓発時間等に走った距離と、消防学校入校後にトータルで走った距離を記入します。

「泳いだ距離」には、夏に始まる水泳の授業で泳いだ距離と、夏の自己啓発時間に泳いだ距離のトータル距離を記入します。

最後の「その他トレーニング」には、救助訓練前のサーキットや、自己啓発時間のトレーニングを行った時間を「〇〇分」という形で記入します。

授業

授業の欄は午前中の座学の時間割、午後の訓練の時間割、それぞれ担当した教官を記入します。

時間割の欄には簡単にその日の座学や訓練の内容を書きます。

日記

一番重要なのがこの「日記」の欄です。

10行くらいのスペースがあり、その日の訓練内容や座学で学習したこと、自己啓発で行ったこと、ペナルティを受けたことなど思いつくままにその日にあった出来事を記入していきます。

1行40文字くらい書けるので、トータルでは400字、原稿用紙1枚分くらいは書かなくてはなりません。当然ですが、10行中半分しか書かないで提出すると、教官から大変怒られます。

学生である以上、記入すべきスペースは全て文字で埋めるように指導されます。最低10行は記入し欄外に書くことも多かったです。

毎日10行以上書かなくてはならないので、本当にネタが無くなって書くことに苦労した記憶があります。

その日にあった出来事をしっかりと覚えて文章化する能力を試される課題です。

教官に訓練日誌を提出し、帰ってきた時には担当教官からの簡単なメッセージが記入してあり、普段は厳しい教官から励ましのメッセージなどが書いてあるととてもうれしかった記憶があります。

所持金

日誌の最後の欄には所持金を記入します。

消防学校で現金を使う機会は、売店でお菓子や飲み物を買う程度ですが、毎日記入するよう求められました。

現金の盗難対策や、所持金がいきなり数千円も減ったら様子がおかしいので、そういった部分を教官が確認できるようになっています。

まとめ

今日の記事では、消防学校の訓練日誌について解説しました!

訓練日誌は半年間平日は毎日記入するので、トータル180回以上も書く非常にウェイトが高い仕事です。

書く分量も多いので、いかにスピード勝負で書き上げられるかが自己啓発時間や自習時間の確保にも繋がってきます。

これから消防士を目指す人や消防学校に入校が決まっている人は是非参考にしてください。

といったところで終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

消防学校で必要なものリストはこちらです👇

👉 消防学校で必要なもの10選!

消防学校の一日のスケジュール、食事内容、お風呂・売店などの施設関係のまとめ記事はこちら👇

👉 消防学校の食事・風呂・売店・寮室・持ち物・一日のスケジュールまとめ!

消防学校の生活4月~6月についてはこちら👇

👉 消防学校の生活4月~6月編まとめ!

消防学校の生活7月~10月編についてはこちらの記事を参照してください。

👉 【まとめ記事】消防学校の生活7月~10月編まとめ!【応用訓練から卒業まで】

消防学校での息抜き方法についてはこちらの記事を参照してください。

👉 消防学校でのストレス解消・息抜き方法を紹介!