こんにちは!マツナガです!
今日の記事では「消防学校は最初の1か月が一番キツイのか?」というテーマで解説したいと思います。
消防学校入校前は新生活に不安を抱えているので「どのくらいで消防学校生活に慣れるのだろう?」という心配を抱えている人も多いのではないでしょうか?
消防学校は最初の1ヶ月が一番キツくて、あとは慣れてくるよ
消防学校入校前に、消防士の先輩や知り合いなどから、このような「消防学校は最初の1ヶ月が一番キツイ!」というウワサを聞く場合があると思います。
こういった話題は完全に主観ですので、人によって感じ方は違うと思いますが、実際に消防学校を経験した私は消防学校生活が5カ月を過ぎる9月に入るまでは非常にキツかったです。
なぜ消防学校生活のキツさのピークが最初の1ヶ月ではないのか、なぜ8月いっぱいまではキツイのかを、消防士として20年以上勤めた私の経験を踏まえて説明します。
それでは、早速やっていきましょう!
・消防士になりたい人
・消防士に内定していて、消防学校に入校が決まっている人
・消防学校の生活に興味がある人
目次
消防学校生活は最初の1ヶ月を頑張ってしまえば、後は慣れて楽になるかなあ?
消防学校入校前にこのような疑問を持つ人は多いでしょう。
結論を言ってしまうと、消防学校生活は4月~8月の5ヶ月間はずっとキツイです。
「最初の1ヶ月を乗り切ってしまえば・・・」という気持ちで消防学校に臨もうとしている人には申し訳ありませんが、これが実際に消防学校生活を経験した私の感想です。
確かに4月の1ヶ月を頑張れば、座学・訓練の準備、風呂、メシ、自由時間の使い方などの「消防学校の1日のスケジュールを理解できる」という意味においては慣れると思います。
消防学校の一日のスケジュールについてはこちらの記事を参照してください。
それでは、訓練を乗り切る体力的な面や、教官から叱責されたり厳しい対応をされたり等の精神的な面で「楽になる」という意味で慣れるかというと、全く楽にはなりません。
むしろ最初の1ヶ月である4月の訓練というのは基本的な内容ばかりなので、体力的にはかなり楽です。
もちろん教官からはバリバリ激詰めされるので、全然楽という実感はないのですが、消防学校生活を卒業した後に思い返してみると「4月は訓練楽だったなあ」と感じると思います。
また、4月は「1ヶ月頑張ればゴールデンウイークで連休があるぞ!」という気持ちでモチベーションが保てるんです(笑)
何とかゴールデンウイークまで頑張って、ここで一区切り・・・
私もこんな気持ちで4月を訓練を頑張っていました。
真の地獄は5月の連休明け以降です。
ゴールデンウイークが終わると7月の海の日まで祝日が無いので、2ヶ月半以上毎週5日間フルタイムで消防学校生活を過ごさなくてはなりません。
ゴールデンウイーク明けは本当にみんな絶望した顔で消防学校に来ていたのを思い出します。
訓練内容も5月以降は徐々にハードになっていきます。
5月後半~6月に入ると消防学校でもかなり厳しい登はん・渡過訓練が、7月は水泳経験者でないと苦戦する水泳訓練などが始まります。
海岸を長距離歩行する遠征訓練や、1日中フィジカルを鍛えまくる体育訓練などのイベントも5月~7月に実施されます。
訓練内容以外にも、夏に入って気温が高くなるというのが本当にキツイ!
7月~8月の炎天下で防火衣を着込む訓練では、毎回のように脱水症状の学生を出しながら実施していました。
これから消防学校に入校する人は「4月~8月まではキツイ!」ということを覚悟したほうが、気持ちの面でプラスになると思います。
地上30mでの救助訓練!降下・登はん・渡過訓練の詳細はこちらの記事を参照してください。
👉 地上30メートルでの救助訓練!消防学校の生活6月編その②
海岸遠征訓練の内容はこちらを参照してください。
それじゃあ、何月になったら消防学校生活は楽に感じるの?
という疑問に対しては明確な答えがありまして、9月になれば消防学校生活は圧倒的に楽になります。
理由はいくつかあるのですが、まず一つ目は「気温が涼しくなる」ということです。
もちろん9月もまだまだ暑いのですが、それでも35度以上の猛暑日というのは少なくなりますし、今までそういった猛暑日に訓練していれば、気温30度くらいであれば本当に楽に感じます。
9月の訓練中にフッと涼しい風が吹くと「ああ、もうすぐ消防学校生活も終わりだなあ・・・」という郷愁を感じましたね。
理由2つ目は「9月以降はイベントが多くなる」ということです。
登はんや渡過などの厳しい訓練は8月までがピークで、9月は消防車を使った応用消火訓練などが多くなります。
また、駅伝大会、救助検定、消防検定、期末テストなどのイベントが多くなり、厳しい訓練はほとんど無くなります。
理由3つ目は「教官の当たりが優しくなる」ということです。
これは完全に主観が入っているので、消防学校に入校する期にもよると思うのですが、私が経験した消防学校では明らかに9月以降は教官が優しくなりました。
この時期になると、モノマネが上手い学生の部屋に教官が遊びに行ってモノマネをやらせて爆笑したり、「今までよりも教官が身近に感じるな」というようなことが増えましたね。
もちろん、厳しい訓練が少ないので、教官が怒るタイミング自体も比例して少なくなるということもあります。
9月になると卒業まではあと1カ月なので、教官も精神的に開放されてくるのかもしれませんね。
消防学校生活に不安を感じている人は「9月に入れば楽になる」という希望を持つと、精神的に少し楽になるかもしれませんね。
期末テストと駅伝大会についてはこちらの記事を参照してください。
救助検定と消防検定についてはこちらの記事を参照してください。
今日の記事では「消防学校は最初の1か月が一番キツイのか?」というテーマで解説しました!
消防学校生活では、4月~8月まで体力的にも精神的にも非常に厳しいです。
しかし、この5ヶ月間を頑張れば9月以降は楽に感じますし、今まで同じ釜の飯を食ってきた仲間とも、もう少しでお別れです。
消防学校生活を悔いなく送れるように、これから消防学校に入校する人の参考にしていただければ幸いです。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
消防学校で必要なものリストはこちらです👇
消防学校の生活4月~6月についてはこちら👇
消防学校の生活7月~10月編についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【まとめ記事】消防学校の生活7月~10月編まとめ!【応用訓練から卒業まで】
消防学校の一日のスケジュール、食事内容、お風呂・売店などの施設関係のまとめ記事はこちら👇
👉 消防学校の食事・風呂・売店・寮室・持ち物・一日のスケジュールまとめ!
消防学校での息抜き方法についてはこちらの記事を参照してください。