こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、消防学校で行われるボート漕艇訓練について解説します。
消防の活動では、河川や海、道路が冠水したり川が氾濫した際に要救助者を救出するため、ボートを扱う必要があります。
あらかじめボートの操作方法を学ぶために、私が入校していた消防学校ではボート漕艇訓練を丸1日かけて実施していました。
※消防学校によっては、ボート漕艇訓練がカリキュラムに組み込まれていない場合もあります。
これから消防学校に入校する人の参考になれば幸いです。
それでは、早速やっていきましょう!
私が入校していた消防学校では、丸1日かけてボート漕艇訓練を実施していました。
季節としては8月~9月ごろだったと記憶しています。県内のボートが扱えるような河川で行うので、必然的に暑い季節になります。
ボート漕艇訓練の当日は、訓練を行う川までバスで移動します。夏の終わりであと1カ月少しで消防学校も卒業しますし、この日は1日ボート漕艇訓練で終わるので、ちょっとした遠足みたいな気分だったのを覚えています。
川に到着すると、準備運動をしたのちに順番にボート漕艇訓練を実施します。
クラス全員分のボートが用意されているわけではないので、4人一組でボートに乗って、スタート地点から決められたコースを回り、スタート地点に戻ってきて終了という訓練内容でした。
ここでボート漕艇訓練を実施する川について説明しまが、はっきり言ってドブ川です。
ボート漕艇訓練を実施できるくらいの川幅がある川ですが、水質はお世辞にも良いとはいえません。下流なので、茶色く濁っています。
先行する他のボートを陸上から眺めていると、驚きの光景が。
何と、ボートを漕いでいる学生が同乗する教官から川に落とされています(笑)
落水したらボートまで早く復帰しろ!
ボートから落水した場合を想定しているのかもしれませんが、下はかなり汚いドブ川・・・。正直かなり心配です。
びしょぬれになりながら先行のグループが帰ってきます。
いよいよ自分のグループになったのでボートに乗り込みます。
ボート漕艇訓練とはいっても、正直ボートを漕いだ経験はほとんどありません。
おそらく一緒のグループの他の学生もそうでしょう。4人のオールを漕ぐタイミングの息が合わないので、上手くボートが進みません。
もっと気合い入れて漕げ!
教官からの叱責が飛びます。ようやく少しづつボートが進むようになってきて、コースの折り返し地点を過ぎたあたりでした。
強風が吹いてきたぞ!
ついに運命の瞬間です。教官が私を川に突き落としました(笑)
強風という名の教官の実力行使です。
川に入った瞬間に生臭いにおいが鼻を突きます。川の中に顔を入れていたくないので、平泳ぎでボートについていきます。
早くボートに復帰しろ!おっと、強風がまた吹いてきたぞ!
何とかボートにつかまり、復帰しようとしますが、なんと教官が再度川に落としてきます。
何回か川に落とされ、ようやくボートに乗り込むことができました。
他のメンバーももれなく川に落とされ、全員ずぶぬれでようやくスタート地点に戻ります。
当然川岸にシャワーなどありませんので、生臭い水をかぶったまま他の学生の訓練終了まで待ちます。
シャワーを浴びることができたのは、バスで消防学校に帰ってからでした。
そして後日談ですが、この時のドブ川に入水したのが原因なのかはわかりませんが、手足にできていた擦り傷が赤く腫れてしまい、痛くて数日間苦しめられたことですね。
もし川の水を飲んでいたりしたらと考えたら、ゾッとしますね。
おそらく、現在の消防学校のボート漕艇訓練では学生を川に落とすようなことはしていないと思います。
20年以上前の出来事ですが、今思い出すとなかなか強烈な経験でした。
今日の記事では、消防学校で行われるボート漕艇訓練について解説しました!
これから消防学校に入校する方の参考になれば幸いです。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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