こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、9月に消防学校で行われる期末テストと駅伝大会について解説します。
4月から始まった消防学校生活も、9月に入ると総まとめの時期に入ります。
座学の授業では期末テスト、実技訓練では駅伝大会などのイベントや、今まで練習してきた消防訓練・救助訓練の技術を競う「ファイアーアスロン」「救助検定」などが催されます。
卒業までいよいよあと1ヶ月です。
・消防士になりたい人
・消防士に内定していて、消防学校に入校が決まっている人
・消防学校の生活に興味がある人
それでは、早速やっていきましょう!
目次
消防学校の生活も9月に入るといよいよ卒業までもう少し。
日々の厳しい訓練もなんだか名残惜しくなってくる頃だ。
班員やクラスメイトとの別れの時はもうすぐである。
また、訓練の厳しさも9月になると軽くなってくる。
個別の技術や体力を増強する訓練ではなく、想定訓練や演習的な部隊活動をメインにする訓練が増えてくるからだ。
気温も涼しくなってくるので、訓練するには良い季節だ。
7・8月は灼熱の暑さの中訓練していて、熱中症で倒れる学生もいた。
訓練中に日差しは強いけど涼しい風が吹き始めたり、今まで1日2リットル用意していた水分補給用のスポーツドリンクを全部飲み切らなくなったりすると秋を感じた。
ああ・・・秋だなあ。もうすぐ消防学校も終わりか・・・。
と少し感傷的になったものだ。
消防学校の想定訓練についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【消防活動訓練!】消防学校の生活6月編その③【連結送水管・想定訓練・ホースカー】
消防学校では9月に期末テストが行われる。
消防学校の1日は平日は午前中は座学、午後は実科訓練という形でスケジュールが組まれているが、座学の科目で筆記テストがある。
座学の科目は非常に多くの種類がある。
・消防ポンプ
・地方公務員法
・化学
・服務と規律
・建築
・救急
・火災防ぎょ
・火災調査
・防火査察
などなど・・・
合格ラインの点数があるので、赤点を取ると教官から追試とペナルティが課せられる。
赤点のペナルティは「防火衣を着装してホース搬送を校庭〇周」など非常にキツイ体力系のものです。
また、この期末テスト、ただの期末テストと思って油断してはいけない。
消防学校の学生はすでに地方公務員「消防士」として各自治体に採用されているのである。
テストの成績は勤務成績として所属の消防本部人事課に送られるのだ。
なので、自分がいかに勉強を頑張ったか又はサボったかが所属の消防本部にまるわかりなのである。
最終的な総合成績は順位として学生本人と所属消防本部に知らされる。
「100人中30位の成績」など、卒業するときに具体的に成績表が本人に通知されます。
期末テストが集中する月には、平日の自習時間だけでなく土日祝日もしっかりと勉強時間を確保してテスト対策をすることを強くオススメする。
この期末テストの成績次第で所属消防本部の印象が変わるのだ。1ヶ月くらいしっかり勉強した方が良いと思う。
消防学校の1日のスケジュールについてはこちらの記事を参照してください。
消防学校の強烈なペナルティについてはこちらの記事を参照してください。
👉 【高さ30mの訓練塔70往復!?】消防学校の生活8月編その③【驚愕の登山ペナルティ】
9月の消防学校はイベント尽くしだ。
実技訓練では駅伝大会などのイベントや、今まで練習してきた消防訓練・救助訓練の技術を競う「ファイアーアスロン」「救助検定」などが催される。
その中で、9月中旬に駅伝大会が行われた。
個人的にはこの駅伝大会、マジで嫌だった。
消防学校では、マジのマジで足が速い学生がいるのである。
具体的には1500メートル走を3分台後半で走る超ガチ勢がいる。(世界記録が3分半程度)
消防学校では走力格差が非常に大きい。
大学の駅伝でバリバリ活躍していた人や、甲子園に出場していた人などが普通に入ってくるので、足が速い人はマジで速いです。
私は運動は好きだったが、足は遅かった。具体的には1500m走は入学当時7分ちょうどくらいだった。
消防学校の厳しい訓練のおかげで、卒業間際には卒業間際には5分半までタイムが縮まっていたが・・・。
5分半というタイムは消防学校では遅いほうかと思う。
駅伝大会当日
駅伝大会は5人一組のチームで行われた。
チームメンバーはクジで決められているので、完全にランダムだ。
駅伝とは言うが、走るコースは全員一緒である。
消防学校の周辺で約5キロのコースを設定し、そのコースを1人1周の合計5周走ることになる。
1人1人タイムが計測されており、最終タイムは全生徒の前で掲示されるので、自分が足を引っ張ったことがまるわかりになってしまう。
無様なタイムで走ることは許されない。
自分は3番目の走者でスタートした。
私の消防学校はド田舎にあるので、田園風景ばかり広がっている。
風景が同じで距離感がつかめないので、自分が何キロ地点にいるのかもよくわからない。
腕時計の時間と自分の走るペースで「だいたい〇キロ地点くらいだろう」という予想をたてながら、出来る限りの速いスピードを出してひたすら走る!
自分でトレーニングするだけのランニングであれば、いくらでも手を抜くことはできるが、駅伝大会ではチームの足を引っ張ることはできないし、タイムが晒されてしまう。
それはもう今までの人生で一番というくらい全力で走った。酸欠になりながら・・・。
9月中旬だったが、この日は雨がちで涼しかったことが良かったのかもしれない。
タイム的には他の学生の平均よりも少し遅いくらいで何とか完走することができた。
タイムが掲示された時に、自分のタイムが他よりも少し遅いぐらいだと分かったときは本当に安心しました。
こうして、何とか駅伝大会を無事に終えることができたのだった。
消防士にオススメの腕時計についてはこちらの記事を参照してください。
今日の記事では、9月に消防学校で行われる期末テストと駅伝大会について解説しました!
・消防学校の座学の科目ではすべてにテストが用意されている。
・テストで赤点をとると、追試と体力系のペナルティが課される。
・成績は所属消防本部に報告されるので、しっかりと勉強してテストに臨むことが大切
・大学の駅伝でバリバリ活躍していたり、甲子園出場経験がある走力ガチ勢がいる。
・足が遅い学生もいるので、走力格差がすごい。
・タイムが全学生の前で掲示されるので、足が遅い学生も全力で頑張らざるを得ない。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
消防学校で必要なものリストはこちらです👇
消防学校の一日のスケジュール、食事内容、お風呂・売店などの施設関係のまとめ記事はこちら👇
👉 消防学校の食事・風呂・売店・寮室・持ち物・一日のスケジュールまとめ!
消防学校の生活4月~6月についてはこちら👇
消防学校の生活7月~10月についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【まとめ記事】消防学校の生活7月~10月編まとめ!【応用訓練から卒業まで】
消防学校での息抜き方法についてはこちらの記事を参照してください。