こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、消防士の間で伝わる怖い話「消防署にまつわる怪談」を3つ紹介したいと思います。
怖い話・怪談が苦手な方は閲覧注意です。
消防署や消防学校では1日中泊まり込みになるため、夜を通して過ごさなくてはなりません。
ですので、怖い体験が多い職場と言えるかもしれませんね。
・私が行っていた消防学校で伝わる「誰もいない訓練棟で夜な夜な明かりが付いている話」
・友人の消防士から聞いた「消防署のエレベーターで起こった奇妙な体験」
・友人の消防士から聞いた「稲川淳二さんにも紹介された有名な幽霊が出る消防署」
それでは、早速やっていきましょう・・・・・・。
目次
この話は、私が消防学校に行っていたときに実際経験した話です。
当時の消防学校ではこんなうわさ話がありました。
「何年前の話かは分からないが、ある1人の学生が日々の訓練の辛さなのか人間関係のもつれが理由なのか、22:30の消灯の後に訓練塔で首をくくって自〇してしまった・・・」
そんなうわさが学生の間で飛び交っていたある日のことです。
朝の掃除の時に訓練塔を清掃する担当の学生が、訓練塔1階の扉を開けようとしました。
あれ?鍵が開いている・・・。
自由時間の自主訓練で開けた後に施錠し忘れたのでしょうか?
本来だったら施錠されているはずの鍵が開いていたことが教官に分かったら大目玉です。
教官にはコッソリと隠して、全学生に訓練塔を使ったら必ず施錠するように連絡が回りました。
しかし、ある学生が言い出したのです。
訓練塔の扉が開いていた日の深夜に、誰かが訓練塔の5階にいたよ・・・。
その学生は、訓練塔が開いていた日の深夜に起きてしまった時に、ふと訓練塔のほうを見ました。
そうしたら、訓練塔の5階だけ電気が付いていて、誰かの人影が見えたそうです。
そのあとはずっと5階だけ電気が付いていたとのこと・・・。
朝に掃除当番の学生が訓練塔を点検したときは、5階の電気は消えていたそうです。
教官が訓練塔の見回りをしていた可能性もありますが、その場合は5階だけずっと電気が付いていたのは不自然です。
あの日の深夜、誰が訓練塔の5階にいたのか?誰が電気を消したのか?誰が訓練塔の扉を開けたのか?
いつしか学生の間では「あれは訓練塔で自〇した学生の霊だったのではないか」という話が囁かれるようになりました・・・。
消防学校の生活についてはこちらの記事を参照してください。
消防学校の一日のスケジュール、食事内容、お風呂・売店などの施設関係のまとめはこちらの記事を参照してください。
👉 消防学校の食事・風呂・売店・寮室・持ち物・一日のスケジュールまとめ!
消防学校の1日のスケジュールについて詳細はこちらの記事を参照してください。
👉 【消防学校の生活番外編】消防学校の1日を解説!【起床から消灯まで】
この話は、私の友人の消防士Aさんが実際に体験した話とのことです。
Aさんが勤めていた消防署の建物は、消防署の他にも市役所の部局が入居していたので、9階建てのビルでした。
Aさんのオフィスは最上階の9階にありました。
当時Aさんの係にはアルバイトの女性がおり、その方は結構霊感があったそうです。
ある日、Aさんがアルバイトの女性と雑談していたこんなやり取りがありました。
最近、エレベーターに乗ると、自分以外に誰かが乗っている気がするのよね・・・。
えっ、他に人が乗っているってわけじゃないんですよね?
そう、自分一人でエレベーターに乗っている時よ。
自分以外の気配がするのよね。嫌だわ・・・。
その時はただの雑談でしたが、Aさん自身も奇妙な体験をすることになります。
ある日、Aさんが残業をしていて、帰りが21時くらいになってしまった日のこと。
Aさんのオフィスは9階にあったので、帰るためにエレベーターを待っていました。
エレベーターが到着して中に入り、1階のボタンをと「閉」ボタンを押します。
エレベーターの扉が閉まり、1階に向かうはずでした。
しかし、エレベーターの扉が閉まった後に再び扉が開いたのです。
あれ、誰かが乗ってくるのかな?
しかし人が乗ってきません。
Aさんは確認のために、エレベーターを降りて周囲を見回してみましたが、誰もいません。
誰もいない・・・・・・・・・・・・・・・。
誰かが「開」ボタンか9階のエレベーター呼び出しボタンを押さないと、エレベーターの扉が開くはずはありません。
Aさんはその時、アルバイトの女性が言っていた「誰かがエレベーターに乗っている気がする」という話を思い出しました・・・。
Aさんは再度エレベーターに乗って1階に向かいましたが、不気味さ気持ち悪さで悪寒が止まらなかったそうです・・・。
消防署の消防士の1日のスケジュールについてはこちらの記事を参照してください。
👉 消防署の消防士の1日のスケジュールを解説!【仕事内容・勤務時間・食事作りなどの雑用も!】
この話は、私の知り合いの消防士Bさんから聞いた話です。
Bさんが勤める消防本部では「幽霊が出る消防出張所」の話は非常に有名で、かの有名な稲川淳二さんがその出張所に取材で訪れ、のちに怪談として披露しています。
出張所は墓地の隣に建てられていたそうです。
その出張所にはいくつかの怪談エピソードがありますので、紹介したいと思います。
誰が笑っていた?
消防署では急に休暇が出たりすると、他の消防署や出張所から「ヘルプ」の職員が来る場合があります。
その出張所にヘルプで来た職員が体験した話です。仮にその職員をCさんとしましょう。
Cさんが夜になって仮眠室で寝ていました。すると深夜にもかかわらず、仮眠室の隣の部屋からワイワイと楽しそうな喋り声や笑い声が聞こえてきます。
夜になって、みんなで雑談でも楽しんでいるのかな?
Cさんはそう思って再び寝たそうです。
翌日、起きだしたCさんが、他の消防士に聞いてみました。
昨日の夜は楽しそうでしたね。一体どんな話をしていたんですか?
いや、昨日は深夜にはみんな寝ていたよ・・・。
この出張所では、良くあることだから気にしないで。
Cさんはゾッとして、もうこの出張所には来たくないと思ったそうです。
深夜の内線電話
消防署では、大きい地域を管轄する「本署」とその本署が管轄する地域をさらに小分けにした「出張所・分署」があります。警察署と交番みたいな関係です。
これは、その出張所を管轄する本署での話です。
本署の受付で深夜に勤務していた人がいました。仮にDさんとしましょう。
Dさんは深夜に本署で受付勤務をしていました。
すると、深夜にもかかわらず急に内線電話がかかってきたのです。
何かあったかと思いDさんが内線電話を取ると、相手はその出張所の受付勤務の消防士であるEさんでした。
はい、本署受付です。どうしました?
もしもし、〇〇出張所で受付勤務しているEです.
お願いです、電話を切らないでください。
どうしたんですか?駆け込み通報ですか?
出たんです!!!!女がいるんです。
お願いです、切らないでください・・・。怖いんです・・・。
Dさんは察しました。しばらくEさんが落ち着くまで話を聞いてあげたそうです。
エピソードは他にも盛りだくさん
紹介したこの出張所では、他にも様々な幽霊エピソードがありました。
・深夜に枕元に女が立っている。
・受付勤務をしていると、誰もいないはずの背後から物音がする。
等々です。
この出張所では、稲川順二さんの怪談でも紹介されているように慰霊碑が存在していました。
毎年お祓いもしていたそうなのですが、こういった心霊体験が収まることは無かったそうです。
消防出張所の一日のスケジュールについてはこちらの記事を参照してください。
今日の記事では、消防署に伝わる怖い話・怪談を3つ紹介しました。
今日紹介した記事のように、消防士のように泊まりがある職業だと、怪談が語られることが多いのかもしれませんね。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
消防士あるあるプライベート編についてはこちらの記事を参照してください。
消防士あるある仕事編についてはこちらの記事を参照してください。
消防署での息抜きの極意についてはこちらの記事を参照してください。