
こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、消防学校の座学について解説したいと思います。
消防学校の1日の基本的なスケジュールでは、午前中が座学、午後が実技訓練というカリキュラムです。
午前中の座学では様々な科目を勉強します。
「公務員倫理」、「消防ポンプ」、「法制概論」、「消防用設備等」、「査察」、「服務」、「火災調査」、「建築」、「化学」、「救急」などなど、ざっと思い出せるだけでもこれくらいあります。
かなり多くの科目を半年~7カ月間の間に詰め込まれるので、なかなか覚えるのが大変です。
今日は「座学にはどのような科目があるのか」と「座学のテストについて」という2点から説明していきます。
それでは、早速やっていきましょう!
目次

消防学校の1日の基本的なスケジュールでは、午前中が座学、午後が実技訓練というカリキュラムです。
午前中の座学では他種多少な科目があります。
「公務員倫理」
「消防ポンプ」
「火災調査」
「特殊災害」
「安全管理」
「消防法」
「地方公務員法」
「法制概論」
「消防用設備等」
「危険物」
「査察」
「勤務」
「服務」
「建築」
「化学」
「救急」
「消防英語」
などなど、消防士として必要な基本的知識を半年程度で学ばなくてはならないので、数多くの科目があるのですね。
私が初任教育生の時は、午前中の座学が8:30から始まり、60分の3コマを実施して昼休みに入るという流れでした。
座学は講堂で全ての学生(200~300人程度)が集められ、講義形式で実施していました。
消防学校の教官や外部から呼んだ講師などが講義をすることになります。
もちろん、高校や大学の授業・講義と違い、給料をもらって公務員として勤務する中での座学ですので、居眠りすることは許されません。
居眠り、筆記用具・ノート・教科書を忘れるなどの失態があったら、その日の夜に教官から呼び出され、何らかのペナルティがありました。
消防学校なので連帯責任で、クラス全員や班ごとにペナルティがあります。
一人のミスで全体に迷惑をかけてしまうので、居眠りや忘れ物がないよう、隣同士や同じ班員同士で注意をしたり、居眠りしそうだったら起こすなどの対策をとっていましたね。
消防学校の1日のスケジュールについてはこちらの記事を参照してください。
👉 消防学校の1日のスケジュールを解説!【起床から消灯まで】

上記で説明した座学の科目ごとに、効果測定(テスト)が実施されます。科目全てに筆記試験があるので、勉強するのが結構大変です。
しかし、6か月~7か月間の消防学校生活全ての期間で、同じ科目をずっと勉強し続けるわけではありません。
1科目につき、1ヵ月から2ヵ月くらいで修了して、筆記試験が終わったら、また新しい科目の座学が始まるといった具合です。
4月の最初から座学で勉強し始めた科目は、5月の終わりから6月初めあたりに初めての効果測定が実施されます。
筆記試験には赤点が設定されており、赤点をとってしまうと合格するまで再試を受けさせられます。
再試を受けさせられるだけならまだ良いですが、科目を担当する教官によってはペナルティを課される場合もあります。
また、筆記試験の成績と、次に解説する実技試験の成績を合計して最終的に消防学校での成績順位が発表されます。
この成績と順位は所属消防本部の人事課にも報告されますので、消防学校で真面目に取り組んで来たか一目瞭然で分かってしまいます。
現地に帰ってからの配属や、将来の出世に影響する可能性もあるので、筆記試験対策はしっかりと行って、赤点をとることが無いようにしましょう。
しかし、消防学校は分刻みでスケジュールが組まれており、平日は非常に多忙です。
平日にテスト対策の勉強をする時間は、21時~22時の自習時間くらいでしょう。
もちろん、自習時間に勉強したくらいでは良い点が取れないので、テスト前は土日にも自宅で試験対策の勉強をする必要があります。
土日は解放感であふれているので、遊びたくなる気持ちもわかりますが、テスト前は勉強時間も確保したほうがよいでしょう。
消防学校の自習時間についてはこちらの記事を参照してください。
消防学校のテストについてはこちらの記事を参照してください。
今日の記事では、消防学校の座学について解説しました!
これから消防学校に入校する方の参考になれば幸いです。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
消防学校に持っていくべきアイテムはこちらの記事を参照してください。
消防学校の一日のスケジュール、食事内容、お風呂・売店などはこちらの記事を参照してください。
👉 【まとめ記事】消防学校の食事・風呂・売店・寮室・持ち物・一日のスケジュール
消防学校の生活4月~6月編についてはこちらの記事を参照してください。
消防学校の生活7月~10月についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【まとめ記事】消防学校の生活7月~10月編まとめ!【応用訓練から卒業まで】
消防学校での息抜き方法についてはこちらの記事を参照してください。