こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、もしケガをして消防学校の訓練が受けられなくなった場合はどうなるのかというテーマで解説していきたいと思います。
結論から言うと、ケガをして一定の期間以上訓練を受けることができないと、退校となってしまいます。
退校となってしまいますが、その年度では卒業できなかったというだけで消防士を辞めなければならないということではありません。
一旦、所属消防本部に引き揚げて、翌年ケガが癒えてから再度消防学校に入校することができます。
これから消防学校に入校する方の参考になれば幸いです。
それでは、早速やっていきましょう!
目次
消防学校では初任教育生が修了しなければならないカリキュラムが定められています。
この中に消防学校中の訓練も定められているわけです。
訓練に参加できないようなケガをしてしまったら、基本的には「見取り」といって、他の学生が訓練しているのを見学することになります。
しかし、この見取りの場合は上記の「消防学校の初任教育の基準」に定められた訓練を実施したことにはなりません。
有給休暇を消費するわけではないですが、訓練未履修という扱いになっています。
私が入校していた消防学校では、訓練の1/5以上訓練未履修となってしまうと、卒業要件が満たせないので退校という扱いになってしまいました。
実際に私の同期でも、腰のケガが理由で訓練を受けられなくなってしまい、卒業要件が満たせず、泣く泣く退校して消防士も辞めてしまった人が居ました。
ただ、経験者からアドバイスさせてもらうと消防学校中のケガで消防士を退職までしてしまうのは本当にもったいないので止めたほうが良いです。
まず、訓練を未履修であっても退校となるだけで、消防士を退職しなければならないわけではありません。
ケガで退校してしまった場合は、所属消防本部に帰ってしばらくケガに負担のかからない日勤などで勤務し、翌年以降再度消防学校に入校するということができます。
ケガをしてしまったら、何でも自分で判断しないで、必ず教官や所属消防本部の人事課と相談するようにしましょう。
また、消防学校での訓練中など、業務時間中にケガをしてしまった場合は公務災害となります。
公務災害の場合、ケガを理由に退職や免職させられることはないので、覚えておくと良いでしょう。
もし、休日など勤務中以外でケガをしてしまった場合でも、対応はほぼ一緒です。
基本的にはケガを理由に退職させられることはありません。
それでは、消防学校入校直前にケガをしてしまった場合はどうでしょうか。
軽いケガで、数週間で完治しそうな場合は、少し訓練を休めば復帰できるので、所属消防本部の人事課に相談してみましょう。
もしも骨折などの重いケガを負ってしまい、全治数週間~数カ月ということになると、その年は消防学校に入校できないと思います。
この場合は、1年間は所属消防本部の日勤などでケガに負担のかからない業務を行い、ケガが癒えた翌年以降消防学校に入校するという流れになるのではないかと思います。
重いケガを負ってしまった場合は、すぐに医療機関を受診して、一刻も早く所属消防本部の人事課に連絡しましょう。
例えば、あなたがケガをしてしまって消防学校に欠員が1人出ると、他の消防本部の入校待ちの人が代わりに消防学校へ行くことができるかもしれないからです。
消防士の基本は「悪いニュースほど早く報告」ですので、各方面にはすぐに連絡するようにしましょう。
このように入校前にケガをしてしまった場合でも、所属消防本部はきちんと退職しないようにケアしてくれます。
ケガをすると相当落ち込んでしまうと思いますが、早まって退職しないようにしましょう。
今日の記事では、もしケガをして消防学校の訓練が受けられなくなった場合はどうなるのかというテーマで解説しました。
消防学校入校直前や、入校中にケガをしてしまっても、消防士を退職しなければいけないわけではありません。
ただ、ケガで訓練を一定以上未履修になってしまうとその年は退校となり、翌年以降に消防学校に再入校というかたちになります。
これから消防学校に入校する方の参考になれば幸いです。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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