こんにちは、マツナガです!
今日の記事では、2級建築士の学科試験を独学で合格した勉強方法を紹介します。
私は予防課の消防士として、消防同意事務を7年以上行ってきたことから、実務経験で2級建築士の受験資格を得ることができました。
ですので、建築計画の消防設備と建築法規以外の科目についてはゼロベースからの勉強となっています。
資格学校に行くお金がもったいない!
資格学校に行く時間もない!
そのような方は独学を選択する場合があるでしょう。
実務経験で受験資格を得たけど、独学でも合格できるかなあ?
こんな不安を抱えている人も多いと思います。
そこで、私が独学で2級建築士に合格した勉強方法を紹介させていただきます。
結論から言うと、
・勉強期間は6カ月間
・教材は総合資格学院の「2級建築士学科ポイント整理と確認問題」「過去問スーパー7」TAC出版「建築基準関係法令集」の3種類を使用
・YouTubeチャンネルは「建築士みつきさん」と「建築士試験マニア/はまちゃん」さんを活用
・隙間時間にはYouTubeチャンネル、時間を確保できる時はテキストと過去問
これらをしっかりと取り組んでいけば、2級建築士学科独学合格は可能です。
それでは、早速やっていきましょう!
目次
勉強期間は1月からテスト本番の7月上旬までの約6カ月間を確保しました。
特に注意したのは約180日間の勉強期間の中で、「全く勉強しない」という日をゼロにするということです。
腰を据えて勉強時間がとれない日でも、YouTubeチャンネルを聞き流して少しでも勉強するなど、「全く2級建築士の試験内容に触れない」ということはないようにしました
逆に、腰を据えて勉強できる日でも机に座って勉強していた時間は3時間程度が最大です。
6カ月間トータルでの勉強時間は360時間~450時間くらいだと思います。
ただし、私の場合は消防士の実務で法規の調べ方については精通していたことから、建築法規の勉強時間はトータルでも20~30時間程度しかとっていません。
また、建築計画の「消防設備」の問題は勉強しなくても、予防課で勤務している消防士なら解ける問題でした。
全くのゼロベースからの勉強の場合は、もっと時間を確保する必要があります。
まず1つ目はテキストの紹介です。
総合資格学院の「ポイント整理と確認問題」です。
このテキストのよいところは3点あります。
①A5サイズでコンパクト、軽くて持ち運びやすい
②マジックシートが付いているので、確認問題の解答を消すことができて問題が解きやすい
③イラストが分かりやすく、理解しやすい
軽くて持ち運びやすいので、ちょっとした隙間時間に勉強するのに本当に助かりました。
電車移動の時間や、子供の習い事の最中など、隙間時間を活用して勉強するのに最適の1冊です。
2つめは同じく総合資格学院から、過去問スーパーセブンの紹介です。
2級建築士の過去問が7年分掲載されています。
特にオススメしたいのは、解答と解説が非常に丁寧かつ詳細なことです。
建築構造の力学の問題などは、色々な解法が説明されているので、解きやすい解法を見つけることができます。
解答と解説を見るだけでも本当に価値がある1冊なので、過去問としては最大限にオススメできます。
ただし、7年分の過去問と解答解説が載っているので非常に重たいです。
持ち運んで勉強するには向きません。腰を据えて自宅などで勉強する時に使いましょう。
3つ目はTAC出版「建築基準関係法令集」です。
2級建築士学科試験の建築法規に持ち込める仕様になっています。
TAC出版「建築基準関係法令集」のメリットは次の3つです。
①TAC公式サイトから線引き例が無料で閲覧できる。
②見出しシールが付属しているため、目的の法令を探し出しやすい。
③条の末尾に関連・委任している条文とページが記載されているので、内容の関連性がよくわかる。
実務経験などで法規を日常的に調べる業務を行っている人は、線引きをして過去問を少し解くだけでも合格圏内に達するレベルに到達できると思います。
2級建築士オススメのテキスト詳細はこちらの記事を参照してください。
👉 【独学】2級建築士・学科試験を受験する時のオススメテキストを紹介!
独学で活用したYouTubeチャンネルは2つあります。
1つ目は建築士みつきさんのチャンネルです。
建築史みつきさんのチャンネルでは、主に建築施工、建築構造、建築計画の3科目を効率的に勉強することができます。
主に過去問を取り扱っており、解答と解説をメインに配信しているチャンネルさんです。
1つの動画が約10分で、約10問の過去問の解答と解説をするといった内容が多いですね。
1動画約10分と短いので、テンポが良くてどんどん次の動画が聞きたくなります。
活用方法ですが、自分は作業をやりながらずっと聞いていました。
家事や車の運転中など、本腰を入れて勉強できないけど、ながら勉強したいという時ですね。
実際に何回もこちらのチャンネルを聞いていると、過去問の正答率が明らかに上がりました。
正直、独学で2級建築士に合格したのはこのチャンネルさんのおかげと言っても過言ではありません。
2つ目は建築士試験マニア/はまちゃんさんのチャンネルです。
はまちゃんさんチャンネルでオススメしたいのは、力学の動画です。
2級建築士の建築構造の科目では25問中6問が力学の問題となっています。
力学は勉強しないと絶対に取れない問題なのですが、私は問題集に書いてある解説だけでは、難しくて理解できないことがありました。
はまちゃんさんのチャンネルでは、力学の解説が初心者にも非常に分かりやすいです。
2級建築士の過去問からピックアップして、詳しく解説してくれるので、問題集の解説を見ても理解できなかった問題を理解することができます。
また、公式を複数使う「正当」な解き方だけでなく、公式を一つしか知らなくても解けるような実戦的な解き方を解説してくれるのが本当にありがたかったです。
私は高校生の時も物理が苦手で、2級建築士の試験勉強では本当にゼロベースから力学を勉強しました。
本番の試験では、はまちゃんさんのチャンネルで勉強したことを活用して、力学の6問中3問正解することができました。
力学が不得意な人には非常にオススメできるチャンネルです。
2級建築士の勉強に役に立つオススメのYouTubeチャンネルの詳細についてはこちらの記事を参照してください。
👉 2級建築士試験の勉強に使えるYouTubeチャンネルを紹介!
ここからは具体的な勉強方法を紹介します。
ながら勉強ではYouTubeチャンネルを聞く、机に向かえる時はテキストと過去問を解く、この2本立てで勉強していました。
家の掃除、料理、車の運転中、ランニング、ジムでのトレーニング中などの時間は建築士みつきさんのYouTubeチャンネルをずっと聞いていました。
本当にこの6カ月間でながら勉強ができる時間は建築士みつきさんのチャンネルを聞き続けました。
インプットだけなのですが、何回も繰り返し聞いていくことで、過去問の正答率が飛躍的に向上しました。
テキストだけの勉強では、過去問の正答率が50%くらいだったのです。
建築士みつきさんのチャンネルで何回も復習するうちに、建築計画、建築施工、建築構造の3科目は過去問の正答率が80%を超えるようになりました。
次に、夜など机に向かえる時間が確保できた場合です。
最初はテキストを網羅するところから始めました。
総合資格学院の「ポイント整理と確認問題」で、テキストを読んだ後に確認問題を正解するまで解くという工程を最後まで行いました。
テキストの網羅に1カ月はかかったと思います。その後はひたすら過去問スーパー7を使って過去問を解きました。
最初に科目ごとに25問を全て解き、解答解説を理解できるまで読み込みます。
これを過去問7年分繰り返して実施しました。
あまり理解できていない問題や、時間ができた時は「ポイント整理と確認問題」を再度読んで理解を深めました。
ながら勉強と過去問・テキストを繰り返していると、試験本番の直前には過去問の正答率が80%を超えてきました。
このくらいの状態まで仕上げられれば、独学でも2級建築士の合格は可能だと思います。
本番の試験では過去問からではなく新しい知識を問う問題も出ますので、過去問正答率80%以上は絶対に必要なレベルだと思います。
本番の2級建築士の試験では、建築計画17点、建築法規14点、建築構造18点、建築施工19点の合計67点で合格することができました。
今日の記事では、2級建築士の学科試験を独学で合格した勉強方法を紹介しました!
・勉強期間は6カ月間
・教材は総合資格学院の「2級建築士学科ポイント整理と確認問題」「過去問スーパー7」TAC出版「建築基準関係法令集」の3種類を使用
・YouTubeチャンネルは「建築士みつきさん」と「建築士試験マニア/はまちゃん」さんを活用
・隙間時間にはYouTubeチャンネル、時間を確保できる時はテキストと過去問
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
消防士が2級建築士を受けるメリットについてはこちらの記事を参照してください。
👉 消防士が2級建築士を受験する時に有利なメリット2点を解説
消防士でオススメの資格3選についてはこちらの記事を参照してください。
消防士になるメリット3選についてはこちらの記事を参照してください。