こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、消防士の現地配属後の立ち回り方について解説します。
基本的に消防士は採用されてから、まず消防学校に入校して初任教育課程を6カ月程度受講し、その後に現地の消防署へ正式に配属となります。(消防学校の定員を超えていると、いきなり消防署に配属されて翌年に消防学校に入校というパターンもあります。)
現地に配属されてすぐの新人消防士は、消防署や出張所での生活、業務、人間関係については全く知らないので、先輩や上司などから教え込まれて徐々に覚えていくことになります。
消防署というのは同僚と24時間一緒に業務・生活をするところなので、独特の立ち回り方が必要になります。
具体的には人間関係が最も大事で、先輩への挨拶、お礼などです。
私も最初は先輩に怒られながら消防署での礼儀作法を学んでいったので、今になって「事前に知っておきたかった~!」と思います。
これから消防士になる人には、本当に参考になる現場の生の声だと思いますので、是非見て下さい。
それでは、早速やっていきましょう!
目次
挨拶はしっかりと
まず第一に挨拶をしっかりと行うことです。
消防士は挨拶を気にする人が多いです。特に年配の人はそう感じますね。
消防署では、朝出勤した時の「おはようございます!」だけでなく、職場ですれ違ったりするときも「お疲れ様です。」ときちんと挨拶しましょう。
この時新人は大きな声で挨拶するというのが非常に大事ですね。元気な若手は気に入られやすいです。大きな声で挨拶するだけで評価が上がるなら儲けものと考えましょう。
また、消防署では同じ管轄内の他出張所に「助勤」といってヘルプに行くことがあります。
本来はA出張所に配属されているけど、今日だけ人が足りていないB出張所に出勤するということを助勤といいます。
助勤の時は、まず助勤先の出張所の事務所に入ったら「おはようございます。助勤に来た〇〇です。本日は1当直よろしくお願いします。」と大きな声で挨拶しましょう。その後は、出張所の所長さんに無事に到着したと挨拶します。
細かいところなのですが、助勤先の人にベテランの人が居る場合は、個別に挨拶しましょう。
「〇〇さん、今日助勤で来た✖✖です。今日は1当直よろしくお願いします。」と言えば大丈夫です。
個別に挨拶するのは面倒くさいかもしれませんが、未だに「新人が助勤に来たのに挨拶に来ない」と気にするベテランが一定数います。挨拶するだけで気持ち良くなってくれるので、積極的に挨拶していきましょう。
助勤を終え、帰る時も同様に事務所で「助勤者帰ります。1当直ありがとうございました。」と大きな声で挨拶し、ベテランにも個別に「〇〇さん、1当直お世話になりました。」と言いましょう。
お礼は必ず
第2にお礼は必ず伝えましょう。
消防士は24時間一緒に居るので、仕事中にお礼を言うべきポイントは多いです。
同僚がお土産でお菓子を買ってきてくれた時には朝のミーティングの最後に「〇〇さんからお土産いただいております、ありがとうございます!」とみんなに伝えるのは若い消防士の仕事です。
お土産を食べた後も「〇〇さん、お土産美味しかったです、ありがとうございます。」と伝えると喜ばれるでしょう。
食事作りの時もお礼が欠かせません。
特に救急隊などに配属されていると、出場に追われて食事作りに参加できないことがあります。
こんな時は出場から帰ってきて、出来ている食事を食べるわけですが、作ってくれた先輩やベテランの方たちに「〇〇さん、食事ありがとうございました。」と個別にお礼を伝えると良いですね。
食事でお礼を言わないと気にするベテランが結構います。まあ、食事を作ってもらったらお礼を言うのは当たり前ですけどね。
他にも、洗濯や掃除のときにも注意しましょう。
消防署では洗濯機が設置されているのですが、洗濯が終わると、自分の洗濯物でなくても干しておいてあげるという文化がありました。
もし、自分の洗濯物が他の人に干されていたら、干してくれた人に「洗濯物ありがとうございました。」とお礼を言いましょう。
消防署では朝に車両の清掃・掃除をするのですが、ベテランは朝が早いのでさっさと起床して先にやってくれていることが多いです。
こんな時も「車両清掃ありがとうございます!」と伝えて、積極的に他の業務に取り掛かりましょう。
お礼がしっかりできないと、ベテランから「アイツはお礼も言えないやつだ。」と目を付けられてしまったり、無礼な若手だと評判が立ってしまうことがあります。
お礼は人としての基本ですので、気を付けるようにしましょう。
雑用は率先して
第3に雑用は率先して引き受けましょう。
若い消防士は力仕事を主に任せられるので、そういった部分ではすぐに動けるようにしましょう。
例を挙げると、スーパーから食材が届いた時の荷物運び、大雨の時の土嚢の準備、消防用ホースの撤収作業、三連梯子の毎朝の点検など、力仕事はいち早く引き受けましょう。
「手伝ってくれ」と声をかけられるのを待つのではなく、上記のような場面に遭遇したら、自分から動くようにします。
また、重たい荷物を先輩が持っている場合は、「自分が奪い取る」くらいの気合で荷物を奪ってください(笑)
ぬぼーっと立っていると「気が使えない若手だ」と見られてしまいます。
他にも、消防署庁舎の掃除でも、トイレ掃除、風呂掃除、掃除機がけ、グリストラップ清掃などなど大変なものは積極的に引き受けましょう。
同期、後輩には優しく
第4に、同期と後輩には優しくというのが鉄則です。
自分が先輩から厳しく育てられたり、業務が分かってきて自信がついてくると、同期や後輩にも厳しく接してしまう人がいます。
これは本当にやめておきましょう。
まずパワハラと思われてしまう可能性がありますし、同期や後輩が将来的に自分よりも階級が上になって上司になることもあります。
昔イジメていいた後輩が上司になって、何十年かごしに仕返しを受けている、なんていう例は消防だと結構ある話なんです。
打算的に優しくしろということではありません。
思いやりを持って業務を教えて、コミュニケーションをとっていれば自然と同期・後輩ともお互いに尊重できる良い関係になります。
同期・後輩よりも自分のほうが強い立場に立っている場合は、特に態度が強くならないよう、丁寧に接しましょう。
今日の記事では、消防士の現地配属後の立ち回り方について解説しました!
消防士は新人の時の立ち回り方がわからなくて困ってしまうことがあります。
特に、これまで体育会系の部活等での経験がない人は、いきなり消防の世界に入ってきて立ち回り方に不安を覚えると思います。
今日の記事を参考にして、消防署での人間関係を円滑にしてください!
これから消防士になる方の参考になれば幸いです。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
消防士の退職金についてはこちらの記事を参照してください。
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