こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、私が消防学校に入校していた時の失敗談を紹介したいと思います。
消防学校に入校すると、色々な理由で教官からペナルティを受けさせられます。
基本的には連帯責任なので、個人のミスでも全員でペナルティを受けさせられるのです。
今回は私ががしてしまった「髭の剃り残し」ミスから、クラス全員に腕立て伏せをさせてしまった失敗談の紹介です。
これから消防学校に入校する人の参考になれば幸いです。
それでは、早速やっていきましょう!
目次
消防学校では、消防車などを使って消火活動の訓練をする「消防活動訓練」とロープワークなどの救助技術を学ぶ「救助訓練」では、実施前に教官の髭剃りチェックがあります。
ここでしっかりと髭を剃れていないと、教官から厳しい指導が入るのです。
なぜかというと、現場の消防活動では「面体」といって、空気ボンベを吸う時のマスクを顔に装着します。長髪や髭があると面体と顔の間に挟まり、マスクの気密性が保てなくなって有毒ガスや煙を吸ってしまう可能性があるのです。
こういった理由から、消防学校では男子は全員スポーツ刈りより短い髪型、女子も短髪を指導されます。
さらに男子には厳しい髭剃りが求められました。
髭が濃い人は血が出るまで剃っている人もいました(血が出るまで剃るという覚悟を見せれば、少し剃り残しがあっても教官が見逃してくれる可能性があったのです(笑))
私も髭が濃いほうだったので、髭が薄い高校卒業したての同期がとてもうらやましかったですね。
当時は朝起きてから1回、昼休みに1回と1日2回も髭剃りをしていました。毎日顔がヒリヒリして痛かったですね。
私が消防学校でしてしまった失敗談で最も印象に残っているのは「ヒゲの剃り残しでクラス全員腕立て事件」です。
あれは消防学校に入校して2カ月がたたないころ、5月の下旬ぐらいだったと記憶しています。
午後の救助訓練の時間でした。
訓練開始前に、クラス全員が整列して教官から服装点検を受けます。
この服装点検で指摘事項があると、ペナルティを受けさせられます。
私の順番になり、教官が服装をつま先から頭までじっくりと点検します。
お前、なんだこの髭は?訓練を受ける気があるのか?今から洗面所に行って剃ってこい!
ダッシュで学生寮まで戻り、髭剃りを命じられました。
ちなみに、私が髭を剃ってくるまで他の同期はただ待っているだけではありません。
全員、私の髭の剃り残しの連帯責任として、私が髭を剃ってくるまで全員で腕立て伏せです。
お前らはマツナガが戻ってくるまで全員で腕立てだ!
学生寮までダッシュしながら、教官の声が後ろから聞こえてきて、同期には申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
考えられる限りのスピードで髭を再度剃り、全速力で同期のもとに戻ります。この間5分くらいでしょうか。
教官から再度髭の点検を受けますが、そこには絶望が待っていました・・・。
まだ髭剃りが甘いな・・・。もう一回剃ってこい!それまで他の学生は腕立て伏せだ!
この教官の言葉を聞いた時はマジで目の前が真っ暗になりましたね。
同期からの刺さるような視線が痛いです。この時ばかりは、本当に消防士を辞めようかと本気で悩んだ一瞬でした。
もう一回学生寮に戻って、入念に髭を剃り、再び戻ってようやく訓練に参加させてもらえることになりました。
訓練が終わった後、同期に「大変申し訳ありませんでした。次はこのようなことが無いよう、しっかりと髭剃りします・・・。」と謝ったことは言うまでもありません。
この日以降は毎日さらに髭剃りに気を遣うようになりましたね。
こういった個人的なやらかしで、同期を巻き込んでしまうことが多いと、目をつけられて厄介者扱いされるので、これから消防学校に入校するひとは本当に注意したほうが良いですね。
今日の記事では、私が消防学校に入校していた時の失敗談を紹介しました!
これから消防学校に入校する人の参考になれば幸いです。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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