消防士採用試験の小論文対策を解説します!

マツナガ
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こんにちは、マツナガです!

    

今日の記事では、消防士採用試験の科目の1つである小論文の対策を解説したいと思います。

消防士は地方公務員ですので、市町村などの自治体が実施する採用試験に合格する必要があります。

採用試験には筆記試験、体力テスト、集団討論、個人面接などの科目がありますが、「小論文」といって750字~1,500字程度の論文課題が課される場合があります。

私が勤めていた消防本部では、1次試験である筆記試験と体力検査を通過した受験生に、2次試験として小論文が課されていました。

小論文では、出題されたお題に対して短時間で自らの意見を750字~1,500字程度にまとめなければならないので、対策は必須です。

際に消防士として20年以上勤めていた私が、消防士採用試験の小論文対策に必要なポイントを紹介します。

それでは、早速やっていきましょう!

消防士採用試験の1次試験から2次試験全体の流れについてはこちらの記事を参照してください。

👉 消防士採用試験の内容と日程を徹底解説!

消防本部の公式HPで過去の出題を確認しよう

小論文とは、出題に対して自分の意見を回答する課題です。

そして、小論文試験の出題は、消防本部ごとに一定の傾向があります

小論文試験の過去の出題を確認することは、試験を攻略する上で必須の作業です。

政令指定都市クラスの消防本部であれば、下記のようにホームページで過去数年分の論文課題を閲覧することができます。

👉 横浜市消防局「過去の論文課題」

👉 川崎市消防局「過去の論文課題」

自分が受験する消防本部のホームページを確認して、論文課題の傾向をつかみましょう。

消防士の小論文課題で多いのは、防災・災害関係や、自治体が直面している課題、例えば「高齢者が増えることによる救急件数の増加」「女性消防吏員を増やすための対策」などなど時事問題を踏まえた出題が見受けられます。

普段から、消防関係や災害関係のニュースは概要だけでもチェックしておくと良いでしょう。

過去の出題を見て「想定論文」を書いてみよう

前述のとおり、自分が受験する消防本部の過去の論文課題を把握したら、その中の一つの課題を選んで「想定論文」を実際に書いてみましょう。

想定論文を書くのは時間をかけて構いません。

想定論文を書く目的は、「実際に理想的な小論文を仕上げることで文章力上がること」「似たような論文課題が出題された場合は容易に回答できること」です。

想定論文の内容は何回か推敲して、理想的な論文に仕上げましょう。

実際に想定論文を仕上げたら、その想定論文の内容を暗記しましょう。

暗記といっても、全て一字一句暗記する必要はありません。同じ内容の論文を、何も見ないで書けるようにするという意味での暗記です。

一つの想定論文を暗記してしまえば、実際の試験で似たような論文課題が出題された場合は容易に回答できます。

また、少しニュアンスが違う論文課題が出題されても、暗記した想定論文の内容を論文課題に合わせてアレンジすれば、解答として成立する場合があります

もしも想定論文と違う内容の論文課題が出題されたとしても、既に想定論文を仕上げて暗記するだけの文章力を身に着けているので、全く太刀打ちできないということはないでしょう。

想定論文を仕上げることで、文章力も上がり、実際の小論文試験で出せる「引き出し」も増えるので、絶対にやっておくべき対策の一つです。

小論文を書くタイムテーブルを意識しよう

小論文試験の前に、論文を書くタイムテーブルを設定しておくのは非常に重要です。

これを決めておかないと、論文が書きあがらなかったり、予定よりも少ない字数になってしまったりと、トラブルの元です。

受験する消防本部の小論文試験の時間と必要な字数を確認しましょう。

例えば、横浜市消防局の場合は60分で750字以内、川崎市消防局の場合は80分で1,000字以上1,200字以内の小論文を完成させなくてはなりません。

小論文試験時間と必要な字数は、各消防本部のホームページに記載されている場合が多いです。

👉  川崎市消防局受験案内

オススメは、試験の最初に論文の構成を考える時間10分、試験の最後に見直し時間10分をとるタイムテーブルです。

試験時間60分の場合

論文構成を考える時間・・・10分

論文執筆・・・40分

見直し・・・10分

試験時間80分の場合

論文構成を考える時間・・・10分

論文執筆・・・60分

見直し・・・10分

こういったかたちで予めタイムテーブルを決めておかないと、ダラダラと論文構成ばかり考えて執筆に入れなかったり、ずっと書いていて見直し時間がなくなってしまいます。

タイムテーブルを決めておけば、試験時間にメリハリができ、時間通りに進められるメリットがありますので、非常に重要なポイントです。

文字は丁寧に書こう

基本的なことですが、論文の文字は丁寧に書きましょう。

論文の文字が汚いと、内容が良くても試験官の心証が悪くなりますし、減点の対象になるかもしれません。

特別に丁寧に書くために練習などはしなくても良いですが、字が綺麗に書けない人は、小論文試験の時は意識して丁寧に書くよう心がけましょう。

「試験官に採点していただく・見てもらう」という意識で丁寧に書いていきましょう。

試験時間の最後に必ず見直しをしよう

前述の「タイムテーブル」の通り、試験の最後の10分間には必ず見直しをしましょう。

自分では丁寧に字を書き、細心の注意で書いていたつもりでも、意外と誤字脱字があります。

また、見直してみると、意外と文章全体の流れがおかしかったり、起承転結が出来ていなかったりするので、文章を修正することもできます。

小論文試験で見直し時間を取らない人もいますが、合格を目指すには見直し時間は必須です。

誤字脱字の訂正、文章の修正を考えると、最低10分は必ず見直し時間を確保しましょう。

公務員試験の論文対策参考書を1冊読み込もう

公務員試験の論文対策参考書を1冊購入して読み込みましょう。

文章の書き方や、段落の付け方、文章での起承転結の作り方など、小論文作成に必要な情報やノウハウが得られますので、必ず1冊は用意しておいた方が良いです。

Amazonなどで高評価の参考書を買っておけば良いと思います。

    

小論文対策の参考書は1冊勉強すれば十分です。

何冊も参考書を買っても、ノウハウコレクターになってしまい実戦で実力が発揮できません。

1つの参考書を読み込んで、その参考書のノウハウを使って前述の「想定論文」を作成してみるのが最も効率が良い勉強法ですね。

まとめ

今日の記事では、消防士採用試験の科目の1つである小論文の対策を解説しました。

消防士の小論文試験対策まとめ

消防本部の公式ホームページで過去の論文課題を確認しましょう。論文課題の内容は各消防本部ごとに一定の傾向があります。

過去の論文課題を見て実際に「想定論文」を書いてみましょう。想定論文を書くことで、「実際に理想的な小論文を仕上げることで文章力が上がること」「似たような論文課題が出題された場合は容易に回答できること」というメリットがあります。

小論文を書くタイムテーブルを意識しましょう。試験時間にメリハリが生まれ、論文を書き上げることが出来る可能性が高まります。オススメは試験時間最初の10分で論文構成を練り、最後の10分に見直し時間を確保するタイムテーブルです。

文字は丁寧に書きましょう。字が汚いと、減点対象になる可能性もあります。試験官に「採点してもらう、見ていただく」という気持ちで、丁寧に書くように心がけましょう。

試験時間の最後に見直し時間を10分確保しましょう。無意識に誤字脱字があったり、文章がおかしくなっていたりするので、訂正・修正の時間確保は必須です。

公務員試験の論文対策参考書を1冊読み込みましょう。文章の書き方や、段落の付け方、文章での起承転結の作り方など基本的な技術が身に着きます。

といったところで今日は終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

       

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