こんにちは!マツナガです!
今日の記事では、私が経験してきた消防学校の生活の中で、教官から課せられた記憶に残るペナルティ達を紹介したいと思います。
そもそも消防学校の「ペナルティ」とは何かというと、学生が何か訓練中にヘマをしたり、私生活でミスをしたり、消防学校の規律に違反したりした場合に教官から課せられる罰の事を言います。
私が消防学校の学生だった20年ほど前は、今の時代からは考えられないくらいすごいペナルティが課せられていました。
流石に現代ではこのようなペナルティ達は行われていないと思いますので、消防士志望の方々は安心してください(笑)
これらのペナルティは、当時は必死でやっていて苦しい以外の感情はありませんでしたが、今思い出すとかなり笑えるものもあります。
未だに同期と消防学校の昔話をしたりすると、当時のペナルティを思い出してお互い爆笑ということもあるので、今となっては良い思い出です。
それでは、早速やっていきましょう!
・消防士になりたい人
・消防士に内定していて、消防学校に入校が決まっている人
・消防学校の生活に興味がある人
目次
記念すべき消防学校に入って一番最初のペナルティが裏入校式で行われた1時間連続腕立て伏せです。
当時の消防学校では、入校式が実施された午後に「裏入校式」というペナルティが用意されていました。
座学の授業中にいきなりサイレンが鳴り響き、全学生がグラウンドに集合させられます!
そのまま全員、教官の掛け声で約1時間も腕立て伏せをさせられたのでした。
当然、1時間もの長時間腕立て伏せを行うなど不可能なので、皆途中からオットセイのような格好で吼えているだけの奇妙な光景が広がります。
ペナルティを課された理由としては、寮室の片付け方が出来ていないという、怒られて当然の理由です。
今考えると、学生が入校した最初にガツンと一発強いペナルティを経験させて、教官との上下関係を体に叩き込むのが目的だったのかと思います。
消防学校の裏入校式についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【消防学校は腕立て伏せ祭り!】消防学校の生活4月編その②【裏入校式】
このペナルティは女子寮で、女子学生が毎日お菓子パーティーを開いていたことが教官にバレたのが発端です。
消防学校の寮室は、教科書の並べ方から布団の畳み方まで、全て決まっており、机の上も勉強する時以外は何も置いてはいけません。
そんなところでお菓子パーティーはもちろん御法度です。
男子寮に比べて、女子寮は「聖域」となっており、教官の寮室点検が無かったのですが、この時はたまたま女性の教官が派遣されてきていたため、お菓子パーティーが露見したのです。
しかし、この時の女子学生に対するペナルティは正に「精神攻撃」でした。
男子学生全員がグラウンドに集められ、女子学生が見ている前で全員腕立て伏せをやらされたのです。
お菓子パーティーをした当事者の女子学生は、男子学生の腕立て伏せをただ見ていることを命じられていました。
やらかしたのは自分たちなのに、ペナルティをやらせてもらえない。
自分たち以外の罪なき学生たちが、延々と腕立て伏せをやらされている・・・
正直言って、精神的に一番苦しいペナルティだったのではないでしょうか。
女子限定ペナルティについてはこちらの記事を参照してください。
👉 【消防学校とは?】消防学校の生活5月編その①【お菓子パーティーの代償】
5月の消防学校では、消防学校からバスで海岸まで移動し、その海岸を行進しながら15kmほどの行程を進むという1日がかりの遠征訓練があります。
海岸を行進するだけではなく、15kmの道中には腕立て伏せ、手押し車、アヒル歩きなどのスペシャルメニューが満載!
遠征訓練は組ごとに隊旗を掲げながら行進するのですが、なんと道中で隊旗の部品を紛失してしまった組がありました。
部品を紛失した組は別行動となり、来た道を部品を探しながら戻ることに・・・。
何とか部品が見つかりましたが、この組には過酷なペナルティが課せられることになりました。
なんと、1ヶ月もの間、毎日毎日防火衣をフル着装でホースを肩に担いでの駆け足30分間をやらされたのです。
防火衣とホースを担ぐと、10キロ以上は重量がありますし、組全員でやらなければいけないのは相当キツイです。
私は当事者ではなかったのですが、傍目から見ても本当に厳しいペナルティでした。
遠征訓練についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【消防学校とは?】消防学校の生活5月編その②【遠征訓練】
消防体操とは、消防学校で毎朝の点呼の時に実施する体操です。
この消防体操にはテストがあるのですが、このテストの合格率はめちゃめちゃ低く、最初のテストでは私の組の40人中1人(体育教師から転職した人)しか合格しませんでした。
そして後日の再テストでも合格できないと恐ろしいペナルティが待ち受けていました。
今日の再テストに合格できなかった学生は、夜の点呼後に体育館で消防体操を100回実施しろ!
えぇ・・・・・・
消防体操は1回2分くらいかかるので、まったく休憩せずに行ったとしても3時間以上かかる計算です。
その日は再テストに合格できなかったメンバーが22時30分に体育館に集まり、地獄の100回消防体操が始まりました。
20回行うごとに休憩をはさんでいくのですが、倒れこんで寝ている学生が多く、休憩時間はマジで難民キャンプみたいな光景でしたね。
エンドレス消防体操は、結局深夜2時30分ごろにようやく終わったのでした
消防体操100回ペナルティの詳細についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【最も厳しい・辛い1週間】消防学校の生活6月編①【エンドレス追い越し走】
個人的には消防学校で1・2を争うほどに記憶に残っているペナルティが「ロープに向かって土下座事件」ですね。
事件当日、自主訓練用にグラウンドに設置されていたロープがきちんと片付けられていないことが教官にバレてしまいました。
・・・登はん用のロープがきちんと片付けられていなかったぞ・・・。
お前ら明日から訓練を受けなくていい・・・。
教官は非常に怒り、深夜0時過ぎにグラウンドに全学生が集合させられました。
そこに現れた教官が驚愕の一言
お前ら全員、ロープに向かって土下座しろーーーー!!!!
頭を下げろ~~~~~!!!!
!!!????!!!!!???
真面目に土下座しろ!
ロープ様に詫びろ!!!
深夜0時過ぎからロープに向かって土下座をする数百人の学生、すごい光景が繰り広げられました。
30分以上土下座を続け、ようやく解放されましたが、土下座中私は寝ていました。
私の班員も全員寝ていたので、ほとんどの学生が土下座しながら寝ていたのではないでしょうか(笑)
ロープに向かって深夜に土下座事件についてはこちらの記事を参照してください。
【ロープに向かって深夜に土下座】消防学校の思い出7月編その②【ペナルティあるある】
消防学校では、交通事故などの不祥事を防ぐために「夏休み期間中の私用車運転禁止」が学生に言い渡されていました。
しかし、この禁を破り、私用車で登山旅行に出かけてしまった集団だけに特別なペナルティが与えられました。
その名も「消防学校で登山ペナルティ」
なんと、登山旅行で登った山の標高と同じ高さだけ30mの訓練塔を往復させるという狂気のペナルティです。
結局、30mの訓練塔を70往復もすることになり、数日間かかってようやくペナルティを終了することが出来たのでした・・・。
驚愕の登山ペナルティについてはこちらの記事を参照してください。
👉 【高さ30mの訓練塔70往復!?】消防学校の生活8月編その③【驚愕の登山ペナルティ】
今日の記事では、私が経験してきた消防学校の生活の中で、教官から課せられた記憶に残るペナルティ達を紹介しました。
これから消防学校に入校する人や、消防士になりたい人などは参考にしていただけると嬉しいです。
といったところで今日は終わりです。
本日の記事はいかがだったでしょうか?
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
消防学校で必要なものリストはこちらです👇
消防学校の一日のスケジュール、食事内容、お風呂・売店などの施設関係のまとめ記事はこちら👇
👉 消防学校の食事・風呂・売店・寮室・持ち物・一日のスケジュールまとめ!
消防学校の生活4月~6月についてはこちら👇
消防学校の生活7月~10月編についてはこちらの記事を参照してください。
👉 【まとめ記事】消防学校の生活7月~10月編まとめ!【応用訓練から卒業まで】
消防学校での息抜き方法についてはこちらの記事を参照してください。